睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりは、一見すると別の問題のように思われがちですが、実は関係があると考えられています。朝起きたときの顎の疲れや、いびき、日中の強い眠気などがみられる場合は、これらが同時に起きている可能性もあります。口腔内だけでなく全身の健康にも影響することがあるため、早めに原因を把握することが大切です。今回は、睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりの関係性や同時改善の方法、マウスピース治療について、横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院が解説します。
1. 睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりの関係とは
睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりは異なる症状ですが、睡眠中の呼吸や筋肉の働きが関係し、関係して現れることがあります。
①睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする状態です。いびきや日中の眠気、起床時の頭痛などがみられ、睡眠の質に影響を及ぼすことがあります。
②歯ぎしりとは
睡眠中などに無意識に歯を擦り合わせたり、強く噛み締めたりする習慣です。歯のすり減りや詰め物の破損、顎への負担を招くことがあります。
③呼吸の乱れが歯ぎしりに影響する可能性
睡眠中に気道が狭くなると、体は呼吸を確保しようと反応することがあります。その際に顎周辺の筋肉が活動し、歯ぎしりや食いしばりが起こりやすくなると考えられています。
④睡眠の質の低下による悪循環
睡眠時無呼吸症候群によって睡眠が分断されると、十分な休息が得られにくくなります。その結果、歯ぎしりが増えたり、睡眠の質の低下が続いたりすることがあります。
⑤自覚しにくいことがある
どちらも睡眠中に起こるため、自分では気付きにくい傾向があります。歯の摩耗やいびきの指摘をきっかけに発見されるケースもあります。
睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりは関係して現れることがあり、互いに影響を及ぼしている可能性もあります。気になる症状がある場合は、早めに状態を確認することが大切です。
2. 睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりが同時に起こるリスク
睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりが同時にみられる場合、口腔内だけでなく全身にもさまざまな影響を及ぼすことがあります。どのようなリスクがあるのか確認しておきましょう。
①歯のすり減りや破折
強い歯ぎしりが続くと、歯の表面がすり減ったり欠けたりすることがあります。天然歯だけでなく、被せ物や詰め物にも負担がかかりやすくなります。
②顎関節への負担
歯ぎしりによる強い力は、顎関節にも影響することがあります。口が開けにくい、顎が痛む、音が鳴るなどの症状につながる場合があります。
③睡眠の質の低下
呼吸障害と歯ぎしりが重なることで、睡眠がさらに浅くなる可能性があります。十分な休息が取れず、日中の集中力低下につながることもあります。
④肩こりや頭痛
噛む筋肉の緊張が続くことで、顎周辺だけでなく首や肩にも負担がかかることがあります。起床時に頭痛がみられる場合もあります。
⑤全身の健康への影響
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や生活習慣病との関係が指摘されています。睡眠中の呼吸障害が続くことで、全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりが同時にみられる場合は、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。症状を放置せず、早めに状態を確認することが大切です。
3. 睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりの同時改善を目指すマウスピース治療
睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりの両方がみられる場合、症状によってはマウスピースを活用した治療が検討されることがあります。適応については、症状や検査結果をもとに判断されます。
①睡眠時無呼吸症候群用マウスピースとは
下顎を前方に保持し、気道を確保しやすくする装置です。軽症から中等症の睡眠時無呼吸症候群で使用が検討されることがあります。
②歯ぎしりによる歯への負担軽減
睡眠時無呼吸症候群用マウスピースを装着することで、結果として歯ぎしりによる歯や詰め物への負担が軽減される場合があります。歯の摩耗予防につながることもあります。
③同時改善が期待できる理由
睡眠中の気道確保を図りながら、症状によっては歯ぎしりによる負担軽減につながる場合があるため、両方への対応が期待できることがあります。
④適応には検査が必要
睡眠時無呼吸症候群の重症度や歯並び、顎の状態によって適応は異なります。医科と歯科が連携して診断を行うことが重要です。
⑤自己判断で市販品を使用しない
市販のマウスピースは形状や機能が異なるため、症状によっては十分な効果が得られない場合があります。使用前に歯科医師へ相談しましょう。
マウスピースは、睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりへの対応方法の一つです。症状や状態に合わせて適切な治療法を選択することが大切です。
4. 横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院の睡眠時無呼吸症候群について
横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院では、睡眠中のいびきや無呼吸が気になる方に向けて、睡眠時無呼吸症候群の歯科的アプローチを行っています。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、就寝中に呼吸が止まったり浅くなったりする状態を繰り返す疾患で、日中の眠気や集中力低下だけでなく、全身の健康への影響も指摘されています。当院では医科での診断結果を踏まえ、歯医者として関われる範囲での治療をご提案しています。
【横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院の睡眠時無呼吸症候群治療の特徴】
当院の睡眠時無呼吸症候群のポイント①:医科との連携を重視
横浜市戸塚区の歯医者として、内科など医科と綿密に連携。診断内容等をもとに、適応を確認した上で治療を進めます。
当院の睡眠時無呼吸症候群のポイント②:口腔内環境を踏まえた対応
マウスピース治療前には、作り直しが発生して余計なご負担が増えるのを避けるため、虫歯や歯周病、詰め物の状態など口腔内の検査を行います。必要に応じて関係機関と連携し、口腔内環境を整えた上で、睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療につなげています。歯医者として無理のない治療計画を大切にしています。
当院の睡眠時無呼吸症候群のポイント③:保険適応の可動式マウスピースに対応
当院では、保険適応で作製可能な可動式マウスピースを採用しています。可動式は装着したまま会話しやすく、就寝時も筋肉の動きを妨げにくいため、寝やすさに配慮されています。また、顎関節症がある方にも扱いやすい点が特徴です。
当院の睡眠時無呼吸症候群のポイント④:治療後も継続してフォロー
マウスピースは作って終わりではありません。作製後1〜3か月ほど使用に慣れてきた時期に、医科へ効果判定の検査を依頼し、就寝時の状態などを確認します。その結果を踏まえ、歯医者として必要な調整や評価を行い、継続的に対応しています。
横浜市戸塚区で歯医者をお探しの方、睡眠時無呼吸症候群やいびきについて気になる症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。歯医者の立場から、無理のない治療選択を一緒に考えていきます。
まとめ
睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりは関係して起こることがあり、放置すると歯や顎だけでなく全身の健康にも影響を及ぼする可能性があります。症状によってはマウスピースを活用することで同時改善が期待できる場合もありますが、適応には専門的な診断が必要です。気になる症状がある場合は、早めに相談し適切な対応を検討することが大切です。睡眠時無呼吸症候群や歯ぎしりについてお悩みの方は、横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院までお問い合わせください。
監修:高松歯科医院
院長 高松 朋矢
【所属学会】
日本口腔外科学会
国際歯周内科学研究会 評議委員
日本小児矯正研究会
ドライマウス研究会
抗加齢歯科医学研究会
歯の寿命を延ばす会
【取得資格】
社団法人 日本口腔外科学会 口腔外科認定医
厚生労働省 歯科医師臨床研修指導歯科医
ドライマウス研究会 認定医
日本歯科医学振興機構 臨床歯科麻酔管理指導医
