「東戸塚駅」よりバス10
「公園前」バス停 下車徒歩1

  • 診療時間

    • 日祝
  • 9:00~13:00

  • 14:30~18:00

土曜日のみ16:00まで
※第3木曜日 オーラルフレイル検査日は9:00~13:00

虫歯

虫歯の段階に応じた治療で
できるだけ負担を少なく

虫歯は歯の表面に付着した歯垢(プラーク)と虫歯菌が口に入った食べ物の残りを吸収し、酸を生み出すことで、歯を溶かしていく病気です。
初期段階はフッ素塗布やきちんとした虫歯の処置によりこの歯が溶けるのを抑止でき、また歯の神経にまで虫歯が達した時も出来る限り歯を残す処置もあります。
虫歯は段階に合わせた処置を行い、その進行を食い止めていきましょう。

虫歯について

「歯の寿命を延ばす治療」を行います

少しでも歯を削ると、その歯の寿命は短くなってしまいます。歯を治す治療が、実は歯の寿命を縮めているのです。 しかし、現在は虫歯や歯周病に関する研究も進んで、これらを予防することができるようになり ました。 虫歯がひどくなってから歯科医院へ行くのではなく、ひどくなる前から歯科医院に行って、 予防・治療のプロと一緒に「悪化させない予防」を行うことが、高齢になっても自分の歯を維持することにつながります。

段階別の虫歯治療の提案

  1. Step01健康な歯の状態

    健康な歯の状態です。虫歯が発生しないようにオーラルケアを続けていきましょう。

    次のステージに行かせないための治療

    • 健康な歯を維持するためのクリーニング
    • フッ素塗布
    • 歯ブラシ指導
    • セルフケア指導
    • 症状に応じた健診
  2. Step02小さい詰め物が必要な段階

    表面のエナメル質に黒い虫歯が見え始めてきたため、小さな詰め物が必要な状態です。

    次のステージに行かせないための治療

    • 黒い部分は削らずに様子見
    • 虫歯部分を小さく削って詰め物
    • 菌量を減らすためのクリーニング
    • フッ素塗布
    • 歯ブラシ指導
    • セルフケア指導
    • 症状に応じた健診
  3. Step03部分的な被せ物が必要な段階

    歯の削る面積が増え、部分的に被せ物をしている状態です。

    次のステージに行かせないための治療

    • 虫歯の部分の被せ物をはずさずに金属の脇から詰め物をする
    • 虫歯の部分の被せ物をはずして、歯を削らずに再度被せ物をカバー
    • 神経を抜かずに進行している虫歯を固める
    • 菌量を減らすためのクリーニング
    • フッ素塗布
    • 歯ブラシ指導
    • セルフケア指導
    • 症状に応じた健診
  4. Step04神経がなくなって大きな被せ物が必要な段階

    歯の中心にある歯の神経が虫歯の進行により抜かれ、歯を大きく削って被せ物をした状態です。

    次のステージに行かせないための治療

    • レントゲン撮影後、根の病変確認
    • 虫歯部分の被せ物をはずして再度治療
    • 大きい虫歯部分は、抜歯は行わずに虫歯をとって可及的に詰める
    • かみ合わせを調整して歯が割れるのを防止
    • 根の病気をチェックするため、定期的なレントゲン撮影(1~2年に1度)
    • 菌量を減らすためのクリーニング
    • フッ素塗布
    • 歯ブラシ指導
    • セルフケア指導
  5. Step05抜歯しなければならない段階

    歯の根の先に割れる、もしくは歯の根に膿がたまっていたり、歯の根まで虫歯になっていたりして、そのままでいると歯を抜かなければならない状態です。
    この前の段階で治療、予防を行い歯の寿命を延ばし続けることが大切です、

根管治療について

  • 根管治療とは

    虫歯が重症化すると、歯の根や歯の神経まで侵食されることがあります。
    歯の神経に感染がおよんだ場合は、神経を包む管である根管内部を清掃する必要があります。この際の治療を「根管治療」と呼びます。
    根管は非常に細い上に枝分かれしていることも多く、治療には精密さが要求されますが、丁寧な殺菌洗浄を行うことで再発のリスクを低減することができます。

  • このような症例で根管治療が必要になります

    歯の神経まで虫歯が進行して歯が痛む

    歯の神経が虫歯に侵食されると激しい痛みを伴います。そのため、麻酔をして神経を取り除く治療が必要となります。

    歯の神経が死んでいて、取り除かなくてはいけない

    虫歯の感染だけでなく、歯を強打したことなどで神経がダメージを受けることがあります。放置すると神経自体の痛みだけでなく、歯の根が化膿して痛みを生じることもあります。そのため、機能しなくなった神経を除去し、根管治療を行って感染部位をキレイにすることが重要です。

    歯茎に腫れや痛み、白いできものができてしまった

    歯根に膿が溜まると痛みや腫れが起こるので、根管治療が必要です。また、歯ぐきに白いできものが発生した時も根管治療を行うことがあります。

    過去に根管治療をした歯が歯茎が腫れたり、痛む

    根管治療は難易度が高いので、過去に治療した部位に再び細菌感染が起こることもあります。この場合、痛みや腫れが出ることもあって、歯を失うリスクも上がりますから早めに再治療を受けましょう。
    当院は精度の高い根管治療を行い、再治療のリスクを最小化するように努めています。

根管治療の流れ

  1. 01

    神経部分の露出

    虫歯に感染している部位を削り、神経が見える状態を作ります。

  2. 02

    汚染部分の除去

    専用の器具を使ってていねいに汚染された神経を取り除きます。

  3. 03

    根管の深さを測定

    再発防止の薬剤をしっかり充填するために、根管の深さを正確に測定します。

  4. 04

    根管内の消毒

    再度の細菌感染を防止するために薬剤を充填し、治療した部位を密封します。

  5. 05

    土台の作成

    治療部に被せる補綴物の土台を作製し、歯冠部の修復を行います。

  6. 06

    被せ物を装着

    土台にご指定いただいた素材で作った被せ物を装着すれば治療完了です。

根管治療は最後まで受けましょう

根管治療は何度かの通院を必要とするケースが多いので、治療を途中でやめてしまう人もいらっしゃいます。しかし、根管治療を途中でやめてしまうと状態が悪化しやすいので、歯を失うリスクが大きく上がります。お口の健康を守るためだけでなく、そこまでの治療を無駄にしないためにも、ぜひ最後まで治療を受けてください。

歯を失ってしまったら

様々な選択肢をご用意しています

残念ながら歯を失ってしまった場合、入れ歯・ブリッジ・インプラントという選択肢があります。
入れ歯は噛みにくいと思っている方も多いと思いますが、当医院ではシリコーンのクッションで噛んだ時の痛みをやわらげ、硬いものでもしっかり噛める入れ歯コンフォートのご提案も可能です。お気軽にご相談ください。