睡眠中のいびきや呼吸が止まる状態が気になっている方は少なくありません。これらは睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる状態と関係している場合があり、放置すると生活の質に影響を及ぼすこともあります。歯科では、口腔内や噛み合わせの状態を踏まえ、睡眠時の呼吸に関わる問題の確認や対策の検討が行われることもあります。今回は、睡眠時無呼吸症候群やいびきが起こる原因、放置による影響、歯科でできる対策について、横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院が解説します。
1. 睡眠時無呼吸症候群やいびきが起こる原因とは
睡眠時無呼吸症候群やいびきは、ひとつの原因だけで起こるものではありません。体のつくりや顎の形、生活習慣など、いくつかの要素が重なって生じると考えられています。
①舌がのどの奥に下がる
眠っている間は筋肉がゆるみます。その影響で舌がのどの奥に下がり、空気の通り道が狭くなることがあります。とくに仰向けで寝ると起こりやすく、いびきや無呼吸につながる場合があります。
➁顎の小ささや後ろ向きの位置
下顎が小さい、または後ろに下がっている場合、舌の位置も後方に寄りやすくなります。その結果、睡眠中に気道が圧迫されやすくなり、呼吸が止まりやすくなることがあります。
➂噛み合わせや顎の不安定さ
噛み合わせが整っていないと、顎の位置が安定しにくくなります。眠っている間に口が開きやすくなり、口呼吸になることでのどが乾燥し、いびきが起こることがあります。
④体重増加による首まわりの圧迫
体重が増えると、首まわりに脂肪がつきやすくなります。これが外側から気道を圧迫し、空気の通りを悪くすることがあります。そのため、無呼吸のリスクが高まる可能性があります。
➄飲酒や喫煙などの生活習慣
飲酒はのどの筋肉をゆるめ、気道を狭くすることがあります。喫煙も粘膜を刺激し、腫れを引き起こす要因になる場合があります。とくに就寝前の飲酒は、いびきにつながりやすいとされています。
いびきや睡眠時無呼吸症候群は、いくつかの要因が重なって起こることがあります。原因を知り、自分に当てはまる点がないかを確認することが大切です。
2. 睡眠時無呼吸症候群やいびきを放置することで考えられる影響
いびきや無呼吸は睡眠中の出来事ですが、その影響は起きている時間にも及ぶことがあります。ここでは、放置した場合に考えられる主な影響について解説します。
①日中の眠気や集中力低下
睡眠中に呼吸が妨げられると、深い睡眠が得られにくくなります。その結果、日中に強い眠気を感じたり、集中力が続かなくなったりすることがあります。仕事や運転時の注意力低下につながる可能性もあります。
➁生活習慣病への影響
無呼吸状態が続くと、体は酸素不足を補おうとして負担がかかりやすくなります。その影響で血圧の上昇などが起こり、生活習慣病のリスクを高める場合があります。
➂口腔内環境の悪化
口呼吸が習慣化すると、口腔内が乾燥しやすくなります。唾液の働きが低下することで、むし歯や歯周病のリスクが高まりやすくなるため、歯科的にも注意が必要です。
④周囲への影響
いびきの音は、同室で眠る家族の睡眠を妨げることがあります。本人だけでなく、周囲の生活にも影響を及ぼす可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群やいびきを放置すると、日中の不調から口腔内環境の悪化まで幅広い影響が考えられます。気になる症状がある場合は、早めの対応が重要です。
3. 歯科でできる睡眠時無呼吸症候群やいびきへの対策
睡眠時無呼吸症候群やいびきへの対応は医科だけでなく、歯科が関わる場合もあります。歯医者で行われる代表的な対策について見ていきましょう。
①マウスピースで顎の位置を調整する
就寝時に装着するマウスピースを使い、下顎をやや前に出した位置で保つ方法があります。舌がのどの奥へ下がりにくくなり、空気の通り道を確保しやすくなると考えられています。
➁噛み合わせを確認する
噛み合わせや顎の位置を確認し、必要に応じて調整を検討することがあります。顎が安定すると、口が開いたままになりにくくなり、口呼吸の軽減につながる場合があります。
➂口の中の状態をチェックする
歯並びや歯ぐき、舌の大きさや位置などを確認します。呼吸を妨げる要因がないかを多角的に見ることで、対策の方向性を考えやすくなります。
④医科と連携する
症状が強い場合や検査が必要な場合には、医科での診察を勧めることがあります。歯科は、必要に応じて適切な医療機関へつなぐ役割も担います。
⑤生活習慣の見直しを提案する
就寝時の姿勢や口呼吸の改善など、日常生活で意識できる点について助言を受けられることがあります。できることから取り組むことが大切です。
歯科ではマウスピースを中心に、噛み合わせや口腔内の状態を踏まえた対策を行うことがあります。症状に応じて医科と連携しながら、適切な対応につなげていくことが大切です。
4. 横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院の睡眠時無呼吸症候群について
横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院では、睡眠中のいびきや無呼吸が気になる方に向けて、睡眠時無呼吸症候群の歯科的アプローチを行っています。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、就寝中に呼吸が止まったり浅くなったりする状態を繰り返す疾患で、日中の眠気や集中力低下だけでなく、全身の健康への影響も指摘されています。当院では医科での診断結果を踏まえ、歯医者として関われる範囲での治療をご提案しています。
【横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院の睡眠時無呼吸症候群治療の特徴】
当院の睡眠時無呼吸症候群のポイント①:医科との連携を重視
横浜市戸塚区の歯医者として、内科など医科と綿密に連携。診断内容等をもとに、適応を確認した上で治療を進めます。
当院の睡眠時無呼吸症候群のポイント②:口腔内環境を踏まえた対応
マウスピース治療前には、マウスピースの作り直しが発生し、余計なご負担が増えるのを避けるため、虫歯や歯周病、詰め物の状態など口腔内の検査を行います。必要に応じて関係機関と連携し、口腔内環境を整えた上で、睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療につなげています。歯医者として無理のない治療計画を大切にしています。
当院の睡眠時無呼吸症候群のポイント③:保険適応の可動式マウスピースに対応
当院では、保険適応で作製可能な可動式マウスピースを採用しています。可動式は装着したまま会話しやすく、就寝時も筋肉の動きを妨げにくいため、寝やすさに配慮されています。また、顎関節症がある方にも扱いやすい点が特徴です。
当院の睡眠時無呼吸症候群のポイント④:治療後も継続してフォロー
マウスピースは作って終わりではありません。作製後1〜3か月ほど使用に慣れてきた時期に、医科へ効果判定の検査を依頼し、就寝時の状態などを確認します。その結果を踏まえ、歯医者として必要な調整や評価を行い、継続的に対応しています。
横浜市戸塚区で歯医者をお探しの方、睡眠時無呼吸症候群やいびきについて気になる症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。歯医者の立場から、無理のない治療選択を一緒に考えていきます。
まとめ
睡眠時無呼吸症候群やいびきは、気道の狭窄や生活習慣、顎の形など複数の要因が関係して起こることがあります。原因を理解し、早い段階で適切な対応を検討することが、症状の悪化を防ぐことにつながるでしょう。気になる症状がある場合は、歯科医師へ相談し、自分に合った対策を見つけていくことが大切です。睡眠時無呼吸症候群やいびきについてお悩みの方は、横浜市戸塚区の歯医者 高松歯科医院までお問い合わせください。
監修:高松歯科医院
院長 高松 朋矢
【所属学会】
日本口腔外科学会
国際歯周内科学研究会 評議委員
日本小児矯正研究会
ドライマウス研究会
抗加齢歯科医学研究会
歯の寿命を延ばす会
【取得資格】
社団法人 日本口腔外科学会 口腔外科認定医
厚生労働省 歯科医師臨床研修指導歯科医
ドライマウス研究会 認定医
日本歯科医学振興機構 臨床歯科麻酔管理指導医
